リゾート風のインテリアを実現するアイデアまとめ
海が見えるアジアンリゾートホテルで過ごすバカンスのような雰囲気を、日常生活の中に取り入れることができたら。。。
こんばんは。家の設計をしております、建築士の「いえもん」です。
今回は家という日常の空間に、「リゾート感」という非日常的なテイストをすこしでも取り入れることができればという願いを実現するためのアイデアをまとめていきたいと思います。
中には手軽に取り入れやすいアイデアも記載しているのでぜひ参考にしてみてください。
南の島のリゾートライフにあこがれの強い方は必見です。
リゾート感の創出は日常生活感の排除から
リゾート風のインテリアを生み出すために、まずは徹底して日常生活感が排除された空間を実現するということが必要になってきます。日常生活感を漂わせる要素にはいろいろとあります。特に金属やプラスティック類などのような人工的な素材や、生活感の漂う日用品アイテムなどですね。(もちろんデザインにこだわった製品などは例外です。)今、身の回りを見渡してみると目につきませんでしょうか。
ビニル袋、お菓子の箱、リモコン、新聞週刊誌、ペンとか爪切りとか、そういった類のものが無造作に散らかっていたりしないでしょうか。まずはこれらの細々とした生活用品それぞれについて置き場所を決めていき、目につかないところに隠しながら生活感を排除してくところから始めていきましょう。
一方で上記のようなアイテム類であっても、例えば英字新聞や洋書、気の利いたデザインの文房具、高級感のあるお菓子がオシャレに瓶詰になっていたりとかであれば、逆に引き立つかもしれませんね。
モノの散乱を防ぐためにも、まずは計画的な収納スペースの確保や、収納との向き合い方をきちんと整理するのが望ましいです。収納との向き合い方については下記の記事も合わせて参考にしてみてください。
リゾート風の素材感にこだわる
日常生活感のある素材を可能な限り排除しつつ、リゾート感のある素材を少しの範囲でアクセント的にでもいいので、空間の中に取り入れていきます。そうすることで、あなたが過ごす生活空間は一気にリゾートの雰囲気を感じさせる場所に近づいていきます。
例えば、バンブー、ラタン、アバカ、ウォーターヒヤシンスなどのような南国風の天然素材類が、リゾート感を演出する上で、非常に効果的な素材と言えます。
バンブーはひんやりと涼しい肌触りが特徴のバンブーは床材に取り入れてみても楽しいかもしれません。バンブーフローリングの魅力については下記の記事でもまとめていますのでぜひ合わせてご参照ください↓↓
ラタンはしなやかな素材で曲線加工などにも優れていることから、様々な形状のインテリア雑貨や照明器具にも使われているので空間のリゾーティブアクセントとして取り入れやすいですね。
ウォーターヒヤシンスもリゾート感のあるテクスチャとしては非常に美しいです。特に家具で使われていることも多く、ソファやベッドなどにウォーターヒヤシンスが取り入れられていたりすると空間の主役になること間違いなしです。ウォーターヒヤシンスを使ったリゾート家具は「a.flat」などがおすすめです。
出典:「a.flat」HPより引用
ソファなどの家具を選定する際は、空間における視線の抜けをしっかり確保して広さ感を失わないように背の低いものを選ぶようにしましょう。ローソファなどがいいですね。
リゾート感のある色彩
明るく開放的なリゾート感を求めるのであれば、ホワイトを中心としながら広さ感を持たせつつ爽やかな空間を目指すのが良いでしょう。
アジアンリゾートな空間を目指すのであれば、壁や天井を白のままにしつつ、床はウォルナットなどで濃い目にするのもいいですね。
カラーコーディネートとしては天然素材感を感じさせるブラウン、アースカラー、ホワイトをベースに構成していきます。爽やかな青空を思わせるスカイブルーや、夕暮れのビーチをイメージさせるオレンジカラーといったように、彩度の高い色をアクセントで取り入れるのも効果的です
出典:「a.flat」HPより引用
このように、ちょっとした壁飾りや雑貨類などのようなインテリアアートなどは手軽に取り入れやすい上に効果的なのが魅力的ですね。
リゾート風のインテリアグリーンを取り入れる
天然素材と合わせてぜひ効果的に取り入れていきたいのがインテリアグリーンですね。観葉植物で癒し効果のあるリゾート空間を実現していきましょう。
パキラ、ガジュマル、クワズイモ、シダあたりがリゾーティブな観葉植物として効果的です。大きなアレカヤシを大胆にレイアウトしてみるのも良いでしょう。日の光や照明の光と合わせて配置検討することによって、美しい植物の影が生まれると非常に効果的です。
出典:「Hyla Architects」HPより
こちらは大胆なインテリアグリーンの取り入れ方をした事例です。壁一面に植物を配して、背後の壁は特徴的な質感のアクセントウォールで構成されています。上部トップライトからの光の差し込みが表情豊かな陰影を生み出し、緑がより美しく演出され、空間のリゾート感が強まっています。
寝室ならベッドライナーが効果的
出典:「公益社団法人 インテリア産業協会」HPより引用
ベッドライナー―(ベッドスロー)を使うと寝室が一気にホテルライクになります。まさにリゾートホテルに来ているかのような感覚になります。家具を新たに購入するよりもかなりコスパは高く手軽にできそうですね。その他にも寝室であれば、竹を編んだようなデザインの照明なんかが、美しい陰影ができて効果的です。
五感でリゾートを感じる
アロマ効果のあるお香やキャンドルなんかを取り入れるのも手軽にできてぐっと雰囲気が出てきます。まさに五感でリゾートを感じることができる空間が生まれていきます。香りという点では、ルームフレグランスやルームスプレーを取り入れるのもいいですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。リゾーティブな空間の創出をするにはまず、生活感の排除が必要不可欠です。現在新居を計画中の方であれば、収納計画の検討が大事です。今住んでいる部屋をリゾート空間にしていきたい方であれば、身の回りのモノの置き場所を整理していくことから。バカンスに出かける準備をするような気持ちで取り掛かっていきましょう。準備ができたら、様々なリゾート要素を取り入れていきながら、豊かな空間を作り出していきましょう。
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