魅力的な寝室を作り出すデザインのアイデア
こんばんは。家の設計をしております、建築士の「いえもん」です。
今回は寝室のデザインについて考えていきたいと思います。一日の疲れをゆっくりと休んで癒すための空間である寝室。そんな寝室を魅力的な場所にするためのアイデアを紹介していきたいと思います。
寝室のデザインに力を入れたい方はぜひご覧ください。
緑が見える寝室
出典:「studiofour」HPより
植栽のグリーンは視覚的に癒しの効果があり、寝室を魅力的な空間にする上で非常に効果的な要素の一つと言えます。真っ白な空間の中で見える光を浴びたグリーンは爽やかな印象で、朝の目覚めの時間も心地よいものになることでしょう。
上図の事例では、床・壁・天井、収納扉、寝具など、インテリアのすべてを徹底的に白で統一することで、庭の植栽がより一層際立って見えるような演出がなされています。
さらに、植栽背後の塀も白で統一した上で、壁は高く設定されています。外部の余計な景色を遮りながら、爽やかな自然光だけを効果的に取り入れて、寝室をより豊かにしてくれています。
出典:「b.e architecture」HPより
同様こちらの事例も 寝室に面した庭に植栽が設けられており上部からの自然光を取り入れています。寝室内のカラーは濃い色の床や寝具でコーディネートされており、先ほどの爽やかな印象とは対照的に落ち着きのある空間が演出されているのが印象的です。
木のテイストを取り入れた寝室
出典:「RTA studio」HPより
出典:「STUDIO AG」HPより
植栽と同様に木のテクスチャも癒しや落ち着きを感じさせてくれる効果的な選択肢です。床面のフローリングだけではなく、天井面にも木の素材感を取り入れることによって、寝室が一気に落ち着きのある豊かな空間になります。ごろんとベッドに寝転んで見上げたときに広がる木調の天井は癒しの効果が抜群です。
その他にも、ベッド廻りの壁面やカウンター、家具などに木調柄を取り入れていくのも効果的です。
アクセントウォールのある寝室
出典:「MM++Architects」HPより
寝室にアクセントウォールを取り入れることも非常に多いです。どこか一面壁の色や素材が変わるだけで、空間の印象ががらっと変わります。壁紙の種類を部分的に変えるだけでできる手法なので、アクセントウォールはコストインパクトも少なく取り入れやすいアイデアです。
濃いめのカラーのアクセントウォールは落ち着きを生み出しやすく寝室ではよく選ばれます。グレーやネイビーなどが特に人気です。床面にもお気に入りの柄を取り入れるのも面白いかもしれませんね。
間接照明・ニッチ・カウンター
出典:「asdesign」HPより
https://www.asdesignarquitecture.com/
出典:「RAULINO SILVA ARQUITECTO」HPより
間接照明を取り入れることによって空間を一気にムーディーにすることができます。ベッドヘッド側の壁を少しふかしてカウンター上にして間接照明っを仕込めば、壁をほんのりと照らすことができます。
また、壁を彫り込んだニッチをベッド付近の壁面に設けるのも面白いですね。照明や時計、小物類や飾り物を置くスペースとして利用できたり、携帯電話の充電スペースとして利用できるなど、実用面でもメリットがあります。
書斎コーナーのある寝室
出典:「Pitch Architecture+Developments」HPより
出典:「DEBORA AGUIAR ARQUITETOS」HPより
寝室に書斎コーナーを併設してほしいという要望も結構多いです。1坪もあれば十分に書斎として機能する空間を生み出すことができます。
ただし、夜遅くに書斎コーナーを利用するときの照明やディスプレイの光や、パソコンのキーボードをたたく音が、相手の睡眠の妨げになりそうな場合はあまりお勧めできませんのでご注意ください。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は寝室を豊かで魅力的な空間にするアイデアをご紹介させていただきました。お気に入りのアイデアは見つかりましたでしょうか。ぜひ積極的にあなたの寝室によりよいアイデアを取り入れてみてください。
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